2017年08月09日

経済産業省が「第四次産業革命スキル習得講座認定制度」を創設

 経済産業省が「第四次産業革命スキル習得講座認定制度」を創設した事を発表しました。

 「第四次産業革命スキル習得講座認定制度」は、IT・データ分野を中心とした専門的・実践的な教育訓練講座を経済産業大臣が認定する制度で、初回の認定は、以下の分野において平成30年4月以降に開講する社会人向けの講座(ITスキル標準レベル4相当が目標)が認定されます。

1. AI、IoT、データサイエンス、クラウド(デザイン思考、アジャイル開発等の新たな開発手法との組み合わせを含む)
2. 高度なセキュリティやネットワーク
3. IT利活用(自動車分野のモデルベース開発等) ※今後、対象拡大を検討

 講座の要件は、以下の通りとなっています。(講座の認定有効期間3年)
○育成する職業、能力・スキル、訓練の内容を公表していること
○必要な実務知識、技術、技能を公表していること
○実習、実技、演習又は発表などが含まれる実践的な講座がカリキュラムの半分以上を占めていること
○審査、試験等により訓練の成果を評価していること
○eラーニング等の社会人が受けやすい工夫をしていること
○事後評価の仕組みを構築していること 等

 ITスキル標準(経済産業省が策定したもの)レベル4の定義は、以下のように定義されています。
「プロフェッショナルとしてスキルの専門分野が確立し、自らのスキルを活用することによって、独力で業務上の課題の発見と解決をリードするレベル。社内において、プロフェッショナルとして求められる経験の知識化とその応用(後進育成)に貢献しており、ハイレベルのプレーヤとして認められます。スキル開発においても自らのスキルの研鑽を継続することが求められます。」

 第四次産業革命スキル習得講座認定制度に係る事前相談窓口も設置されています。
 http://www.meti.go.jp/press/2017/08/20170807003/20170807003.html

 第四次産業革命スキル習得講座認定制度は、第四次産業革命(2011年にドイツが提唱した製造業の第四次産業革命[製造業のデジタル化を意味する]の日本語訳で、インターネットや人工知能といったデジタル技術を駆使し製造業や産業界や社会に革新をもたらす)を牽引し、産業界において将来の成長が強く見込まれる分野の人材育成に資する事を目的としています。
 また、第四次産業革命スキル習得講座認定制度は、企業における採用や処遇において身に付けた能力・スキルが十分に評価されるようにすることで、「学び直し」に対するインセンティブを強化する事も目的としています。

 産業界において将来の成長が強く見込まれる分野の人材育成を行うには、海外の大学や研究機関と提携して講座を開講すれば良いかと思いますが、多くの日本の企業にとっては都合の悪い事が多いため、第四次産業革命スキル習得講座認定制度における講座内容は、現在のITスキル標準の研修内容と大差ないものが多くなるかと思います。



posted by Auctor at 08:00 | Comment(0) | 時事ニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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